スキルアカデミーの『キャリアビルダー』は、あなたがよりよいキャリアを形成することをお手伝いするサービスです。2つの講座を用意しました。読み進めるとあなたの能力と将来のキャリアが自動的に生成されるようにできています。
この体験版では、あなたの「動機」と、あなたの今の仕事の「職務要件」を定量的に比較し、「あなたは今の仕事に向いているか?」を判断します。
「動機」とは、「ある目標とする状態に到達しようとする無意識かつ継続的関心や欲求」のことです。あなた自身でも知らないあなたの本質中の本質と考えていいでしょう。
達成動機:より良い成果をめざす傾向。達成してもそれで欲求は止まず、より高い目標をめざす。
親和動機:他者と親しい関係を構築し、維持することを欲し、関係が悪化することを嫌う傾向。
権力動機:他者に影響を与えることを求める傾向。論争を厭わず、他者に強い感情を起こさせる。地位や名声に強い関心を示す。自分一人で成果を求めるよりも、周囲の人たちを率いて大きな成果をめざすことに強い関心を持つ。
一方「職務要件」はあなたが仕事上、会社から求められていることです。
達成の職務要件:組織はあなたに、目標をより高いところに設けて欲しいと考えており、そのために努力を惜しまぬ姿勢を求める。「売上目標は絶対に達成せよ」「新しい独自のアイデアを提案せよ」は達成の職務要件に属する。
親和の職務要件:組織があなたに、組織との調和を求めるものである。「自分の考えを曲げても組織の和を重視せよ」「顧客の気持ちは何よりも優先せよ」は親和の職務要件に属する。
権力の職務要件:組織があなたに、組織全体に目を配り、周囲の目標達成を促すような行動を求めること。周りの人たちが気持ちよく働けるように考えたり、目標達成が難しくなったなら助言や叱咤を与えることを求める。「部下をしっかり管理せよ」「他者に影響力を行使しそのひとの業績を高めるよう促せ」は権力の職務要件に属する。
まずは、「あなた自身」に関する質問です。あなたの本心をお聞きします。以下の12の文章を本当の自分と照らした時、どの程度当てはまるか、5段階評価して下さい。
質問 | 全くあてはまらない | あまりあてはまらない | どちらともいえない | ややあてはまる | 全くあてはまる |
---|---|---|---|---|---|
1.私自身に対して困難な目標を立て、その目標を達成することに努める | |||||
2.私は人生を楽しんでいる人たちのグループと一緒の時に最も幸せを感じる | |||||
3.私はチーム、クラブ、委員会といったグループの活動を組織化し、方向づけることを好む | |||||
4.私はかなり大きな仕事を成功のうちに完了したときのみ心からリラックスできる | |||||
5.私の友人と緊密な関係を結んでいる | |||||
6.ほかの人たちに対して自分の考えを強力に主張する | |||||
7.私は成果に満足が感じられるまで馬車馬のように働く | |||||
8.私は気の合った人たちと接触し、何にでも話し合う関係を好む | |||||
9.私は他の人たちが私に影響を及ぼすよりも私がほかの人たちに影響を及ぼすことが多い | |||||
10.私は遊んでいるときと同じように仕事をエンジョイする | |||||
11.私は友人とうまくやっていくためにはどんなことも実行する | |||||
12.私自身が社会の状態を支配し得ると感じている |
次に、あなたの所属組織の傾向に関する15の文章です。あなたは普段、「あなたが所属する組織」から、どの程度強く求められているか、5段階で評価して下さい。
質問 | 全く求められていない | 余り求められていない | 中立的 | ある程度求められている | 極めて強く求められている |
---|---|---|---|---|---|
1.自分の業績を改善すること | |||||
2.自分の成果を追求するよりも、周囲との良好な関係を作り上げること | |||||
3.自分の業績よりまず、周囲の人たちの業績に目を配ること | |||||
4.以前の仕事よりも上のレベルの成果を出すこと | |||||
5.周囲から求められる手助けには、喜んで応えること | |||||
6.自分が手を出す前に、周囲の人たちを動かすことを考えること | |||||
7.新しいこと、ひとの考えないようなことを提案すること | |||||
8.職場の人たちとは、職場を離れても親しく付き合うこと | |||||
9.周囲の人たちに的確な指示を出すこと | |||||
10.ひとの助けを求めず、自分の力でやりきること | |||||
11.周囲の人たちと一体感を作ること | |||||
12.どのようにすると周囲の人たちが気持ちよく動くようになるか考えること | |||||
13.自分の将来の目標をキチンと定めること | |||||
14.相手の立場をよく考える、寄り添うこと | |||||
15.相手の仕事がうまくいってないときは、注意し、改善を促すことを厭わないこと |
結果は以下です。赤い線があなたの動機、青い線が職務要件を表しています。
あなたの動機が職務要件と一致しているかどうかは、あなたの感情や業績に大きく関わってきます。あなたの動機と職務要件が似た形なら、あなたは幸せな仕事人といえます。自分がやりたいと思っていることを、会社から求められているわけで、あなたは無類の力を発揮します。しかも喜んで発揮します。
両者の形状に大きなギャップがあるなら問題です。職務要件を満たす行動を取らないなら、あなたの社内での評価は悪くなるでしょう。逆に職務要件に沿った行動を取り続けると、動機が満たされず、あなたは心に葛藤を抱えることになります。人によってはうつ病の原因になります。
さあ、以下3つのボックスに、あなたの簡易診断の結果が表示されています。
達成動機と達成の職務要件
親和動機と親和の職務要件
権力動機と権力の職務要件
大変簡単なテストであり、詳しくは講座『キャリアビルダー』の以下の部をご参照下さい。
『能力のプロファイリング編』の「第2部 動機とは何か?」「第3部 動機のプロファイリング」
『キャリアプランニング編』の「第2部 職務要件のプロファイリング」「第3部 動機と職務要件のギャップを乗り越える」
仕事人生は今や70歳まで続く時代です。最後は、楽しくてしょうがないことを仕事にしたひとの勝ちです。しかし「何が好きなのかが分からない」もの事実です。そこで思考停止に陥らず、是非、考え続けて下さい。『キャリアビルダー』がお手伝いいたします。
以上
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2016年10月13日 第2版発行
著 者 佐久間陽一郎(C)
編 集 濱弘光、真野芳和
発行者 株式会社スキルアカデミー
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