スタートアップ講座『能力のプロファイリング』を修了された方は、すでに自身のスキルのプロファイルを持っている。だからこの部は読まず、第2部に進んで構わない。第2部は言語化スキルだ。このスキルの重要性は、『能力のプロファイリング』を読んでいるから分かっておられるはずだ。是非、読んでいただきたい。

さて、スキルには「レベル」という概念がある。完璧にマスターし、ひとに教えることができるならレベル4とする。逆に全くの素人ならレベル0だ。レベル2以下だとアマチュア、レベル3以上ならプロフェッショナルである。今のレベルがどうであれ、プロフェッショナルをめざすあなたの目標は、レベル3以上だ。

めざしているプロフェッショナルの領域により、必要性の薄いスキルもある。そういうスキルは無論、レベル2で結構だ。それでもレベル2である必要はある。ビジネスで使わないスキルなどないからだ。

補章（余裕があるかたは読んでいただきたい。時間がないなら読み飛ばして構わない。）で、スキル学習における「理屈」について議論する。スキルの最も重要なエッセンス部分は言語化できない。従って実践によって体得する必要がある。しかしいきなり実践するのではなく、事前にそのスキルの理屈を知っておくことは極めて重要だ。理屈を知っておくと、習得するまでのスピードを格段に上げられるのだ。この講座を通じてそれぞれのスキルの理屈を知っておくことは、それだけ重要だ。

能力の氷山モデルとスキルの位置付け／16のスキルを網羅的に学習する／「Myプロファイル」と「Myキャリア」を使おう！

知識とスキル／「狭義のスキル」と「広義のスキル」／知識とスキルの違いを明確にしておこう

スキルの全体図／16のスキルの定義／私はどのスキルが弱いか？／なぜ「ディベート」がないのか？／ファシリテーションの方が格段に有効

5段階でスキルを評価する／あなたのスキルのプロファイリング

「定着」とは？／手立て1：その部で学ぶ明確な目標が設定されている／手立て2：各スキル固有のレベルの記述が示されている／手立て3：スキル向上に向けた施策を案出する／終わりに

721の法則とは？／理屈を学ぶということ／リーダーシップ開発のドライバーは何か？