ビジネススキル(目的スキル編)

第6部 ライティングスキル ~ 一文の長さを短くすることに集約される ~

著者:佐久間 陽一郎

価格 ¥300(税別)

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「はじめに」
あなたの頭の中に相手に伝えたい何かがあるとしよう。それを文章に表わす際に用いるスキルがライティングスキルだ。伝えたいことが的確に言語化されていることと、読み手にとって読みやすい文章であることが必須だ。

あなたはこれまで沢山の文章を書いてきた。電子メールも文章だ。だからあなたのライティングスキルは、向上するための準備が十分できている。些細で簡単な5つのコツを学ぶだけで、格段にスキルアップできる。

5つのコツの内、特に重要な2つを挙げれば、まず、一文の長さを短くすることだ。50文字を目安としたい。今一つは、読み手に求めるアクション――メッセージという――を明瞭に書くことだ。メッセージが明瞭なら、その文書で仕事を前に進めることができる。

以上は、「簡単な文章」に関する議論であり、第2章と第3章に書かれている。「あの会社を買収すべきかどうか?」を文章にまとめるのは大変だろう。こういう文章を「複雑な文章」という。こういう文章を聞き手が分かるように書くには、ライティングスキル以外のスキル――グラフィック表現力とイシュー分析――が必要になる。第4章の議論である。

ともかく、第2章と第3章を読んでいただければ、あなたのスキルレベルは必ず2になる。第4章は努力目標としておこう。
「目次」
はじめに
第1章 ライティングスキルとは?
ライティングスキルの定義/スキルの全体像での位置づけ/プレゼンテーション資料作りと文章を書くのは同じことか?/ビジネス文書の構成要素/「簡単な文章」と「複雑な文章」/この部のゴールを4つ設定する
第2章 ライティングスキルの要件
「内容」と「伝達率」、重要なのは?/書きたいことがないなら書けない/よいビジネスライティングの要件は?/ライティングスキルとは一文を短く書くことに帰結する/言語化スキルとは?/論理的思考力とは?
第3章 伝わりやすく書くための5つのコツ
あなたはこれまで十分、文書を書いてきた/「文書チェックリスト」を使おう
コツ1.一文を短く
一文50文字以内を目標に/一文の長さを短くすることを「意識」する
コツ2.メッセージを明確に
メッセージは明瞭か?/読み手を意識し、読み手の立場を考慮して
コツ3.メッセージをタイトルに
本文を読んでもらえるようメッセージをタイトルに/「・・・について」はダメだ/「付箋」を貼ると読んでもらえる
コツ4.推敲する
推敲は必須だ!/夜遅く書いたメールは次の朝に送れ!
コツ5.曖昧な言葉は使わない
曖昧な言葉はアクションにつながらない/曖昧な述語とは? あなたの文書は確実によくなる
第4章 複雑な文章にはイシュー分析を用いる
「複雑な文章」を書くためのスキル群/イシュー分析で複雑な課題を構造化する/書くことが難しいのではない、イシュー分析が難しいのだ/書くのはいとも簡単だ!
第5章 あなたのライティングスキルを伸ばす
目標は達成されたか?/あなたのライティングスキルのレベルは?/ライティングスキルを伸ばす「施策」は?/あなたが最初に取り組む施策を決めよう!/理解度チェックテスト/終わりに

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