講座『キャリアプランニング編』

第4部 ビジョンの設定

著者:佐久間 陽一郎

「はじめに」
この部では、あなたの将来の望む姿、もしくはあるべき姿――ビジョン――を描く。キャリアプランニングの中核ともいえる。

キャリアプランニングにはこれまで二つのアプローチがあった。今持っている自分の強みから将来像を描く第一のアプローチ。それではあなたの潜在的能力が生かされない、だからキャリアプランニングなどするなというのが第二のアプローチ。第一のアプローチのアンチテーゼだ。

本講座では、第三のアプローチを採用する。事業計画などと同様に、長期の「ビジョン」、「中期目標」、短期的な「施策」の3つを描く。長期ビジョンが全く間違っていても問題ない。中期目標も多少違っていようが気にする必要はない。間違っていても、日々の小さな努力の積み上げである短期的な施策を、着実に実施することだ。ビジョンが将来どういうものに変わっていこうとも、その努力は全く無駄にならず、あなたの血肉となる。

そういう努力の過程で、自分をより深く知るようになり、あなたの将来像は徐々に鮮明になるはずだ。そのとき、ビジョンや中期目標を修正すれば良い。

この部では長期ビジョンを設定してもらう。
「目次」
はじめに
第1章 キャリアプランニングにおける第一と第二のアプローチ
「ビジョンの設定」の目的/第一のアプローチ:自分の強みから理想像を描く!/第二のアプローチ:キャリアプランニングなどするな!
第2章 キャリアプランニングにおける第三のアプローチ
第一、第二、そして第三のアプローチ/仕事を「好き」で「できる」ことから選ぶ危(あや)うさ/第三のアプローチ:長期、中期、短期のアプローチ/第三のアプローチの特徴
第3章 ビジョンを描く
私が最初の転職のとき考えていたこと/私は自分を「超二流」と考えていた/ビジョンは現在進行形で書く/ビジョンは「大きく、冗長な長期目標」/ある女性技術者のビジョンの例/あなたのビジョンは?/理解度チェックテスト/「第5部 中期目標の設定」について
補章1 補足しておきたい2冊の本
「キャリア・アンカー」という歴史的価値/あなたの強みを見つけようというアプローチ
補章2 経路依存性とセレンディピティ
経路依存に運命を委ねるほうがいいのか?/偶然をつかむ能力「セレンディピティ」とキャリア/「偶然の発見は、その用意のある心にのみ訪れる」

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