皆さんはここまで読み進めることで、新ビジネスを起業するための一通りの検討をしたことになる。第5部と第6部の失敗事例と成功事例を読むことで、自分の事業シーズや事業戦略をもう一度見直して、必要であればそれぞれの課題の回答を修正してもらいたい。
各部にある課題に皆さんが回答した内容を使って、大雑把ではあるが事業計画書にまとめることができる。以下が、皆さんの事業計画書の原型だ。
事業計画書
1.事業名
a. 事業名
2.代表者
b. 代表者名
3.事業の概要・コンセプト
c. 事業概要
4.市場環境分析
市場環境分析
5.マーケティング戦略
マーケティング4P
6.事業上のリスクと解決策
事業リスクと対策
7.協力者
ビジネスパートナー
8.資金計画
資金繰り表
9.経営計画
ビジネスモデル
損益計算書
損益分岐点
図7-1. 事業計画書の原型
実際に事業を始めるためには、事務処理の方法を具体的に決める必要がある。例えば、会計処理は自分でやるのか、納税申告書はどうやって作るのか、個人事業主あるいは法人を設立する手順など、やるべきことはたくさんある。ここでは、そういった事務手続きについて、具体的な情報を提供する。