吉成英紀氏という「会計アドバイザリー」や「金融コンサルティング」に携わっている会計・財務のプロがいる。その彼が2014年8月に「世界のエリートがやっている会計の新しい教科書」というユニークな会計書を出版された。早速、私も読ませていただいた。私自身の考えとは必ずしも一致しない部分はあるものの、その大半が実に「わが意を得たり」と共感せざるを得ないすばらしい内容の好著である。特に、第1部入門編が秀逸である。機会があれば、あなたも一読してみるとよいだろう。

あなたも今までの4部を見事にマスターしたところだ。第4部の(株)オフィス・キンジローの「試算表」を完成させて、本部にまで到達したのだから、既に「会計の基本」についてはかなり分かってきた、分かっている状態にあると推察される。しかし、ここで一息入れて、吉成氏の謦咳(けいがい)に触れ、彼のご高説に耳を傾けてみようではないか。
あなたも何か感じるところがある筈だ。リラックスして読んで欲しい。