企業会計上級

第14部 投資の採算性について

著者:宇野 永紘

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「はじめに」
設備投資は、企業の成長発展や競争力を決定づける重要な要因である。
企業の成長・発展は、設備投資で決まると言ってもよいぐらいだ。
しかし設備投資には多額の資金が必要になるから、その経済性、採算性を十分に検討したうえで効率のよい投資を行わなければならない。
企業業績に重大な影響を及ぼす投資案件の経済性、採算性の測定・評価は、「資本予算」("Capital Budgeting")と呼ばれ、金融経済学や経営会計の重要分野である。
この測定・評価には、貨幣の「時間的価値」を考慮するやり方と考慮しないやり方があるが、最近では前者の貨幣の時間価値を考慮したやり方が主流になりつつある。実際、わが国の企業で行われている投資の検討では未だに貨幣の「時間的価値」を考慮に入れない手法が使われているケースが散見されるが、このやり方は既に「時代遅れ」の評価方法と言わざるを得ず、今や、「グローバル・スタンダード」は、「時間的価値」を加味したものになっている。
その代表的な手法が、「NPV法」とか「IRR法」と呼ばれる手法である。今回は、こうした手法についてお話しする。
「目次」
「IRR」物語
「儲かる投資」とは
税効果も勘案する
キャッシュフローを予測する
投資の採算性計算
回収期間法
投下資本利益率法(ROI法)
貨幣の「時間的価値」
現在価値で計算するNPV
IRR:NPVをゼロにする割引率
NPVとIRR:同じコインの裏と表
「資本コスト」とは
「割引率」の正体
「ハードル・レート」とは
「リスク」の意味
NPV法の問題点
この部で取り上げた重要なスキル
理解度チェックテスト
補章1 「金融経済学」について
補章2 「IRR」は、「利回り」の計算に使える

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