第4部では、部下の役割を定義した。まだ部下のいない人も、その時に備えて、自分の貢献責任を後輩にブレークダウンした。部下の役割を貢献責任と言う形で定義することで、部下に中長期的に期待することを明確に伝えることができるようになった。
しかし、まだ、なんとなく、それでどうした?という感じではないだろうか?実は、役割の定義が、日々の仕事に密接に生きるようにするためには、もう一手間かける必要がある。
それは、役割に基づいて、今期は何をどこまでするのかを明確化することである。つまり、役割に基づく目標設定である。これができれば、あとは、その目標に向かって、自分の仕事も部下の仕事もマネジメントしてゆくことができるのだ。
第5部では、役割を基にしたときに、どのように目標設定をするのかを説明する。「役割無くして目標無し」の意味を理解し、役割と目標で、自分と部下の仕事のマネジメントツールを手に入れてもらう。