誰でも使えるマーケティング・リサーチ(イノベーション編)

第1部 イノベーションのためのマーケティング・リサーチの概要

著者:三留 修平

「はじめに」
マーケティング・リサーチの歴史は長い。マーケティングは、「顧客の要求を満足させ、結果として商品やサービスが売れるための仕組みを作ること」と捉えられる。そのための様々な活動を情報面で支援することがマーケティング・リサーチと位置付けられる。

マーケティング・リサーチには、大きく分けると数理を用いない定性的リサーチと、数理を用いて分析する定量的リサーチに分けられる。定性的リサーチ分野では、この分野特有の様々な調査手法や、テクニックが用いられる。例えば、グループインタビューは誰もが知っている手法であり、様々な調査に用いられている。アンケートのように決められた回答の中から選択してもらうのではなく、自由な発想に基づく反応とその背景をあぶりだすことができる。このような定性的な調査をさらに洗練すると、イノベーションを生み出すための方法論として一連の手法を組み立てることができる。定性調査をこのように用いることが一つのトレンドであり、本講座の主題はこのスキルの習得にある。

第1部では、本書の狙いである中堅・中小企業でイノベーションのためのリサーチを取り入れて、成功した事例をまず紹介する。さらに、マーケティング・リサーチの発展を振り返り、イノベーションのためのリサーチとはどのようなものなのか、本当に効果が上がるのかを事例検証し、生まれてきた背景を振り返るとともに、利用のし方を紹介する。
「目次」
はじめに
第1章 マーケティング・リサーチであなたの会社はこう変わる!
HCD(Human Centered Design:人間中心設計)とは?/HCDを適用した中堅ソフトウェアハウス/ペルソナ/シナリオ法/HCDは幅広く使われだしている
第2章 マーケティング・リサーチの発展
仮説検証から仮説発見へ/マーケティング・リサーチの60年間/2000年以降は個々人別予測とIT化/今後はSSDがキー
第3章 イノベーションのためのリサーチ
マーケティング・リサーチのポテンシャル/HCDに沿ったマーケティング・リサーチの体系/イノベーションのためのキーワード

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